社員一人ひとりの成長が会社の成長に。会社の成長が社員一人ひとりの成長に。
「自ら考え、自ら行動」する社員の育成に向けて、私たちは最善の環境を提供したいと考えています。また、若手社員がプロフェッショナルになるための仕組みづくりも、非常に重要な課題と考えています。
IT業界においては、デジタライゼーションの推進等により、技術者に求められるスキルが多様化してきています。社員に求める専門性をきめ細かく定義することで、社員自身が目標感を持って、専門性を高めつつキャリアアップしていける育成体系を整備しています。
保険知識/SEとしての技術力/ビジネススキルの3領域において知識・スキルのインプットを支援し、アウトプットで会社を成長させる育成体系を構築した、当社の研修のほんの一部をご紹介します。
内定式を終えた後から、内定者研修を開催しています。
来社しての集合研修と、自宅での学習にて、当社社員としてスタートする為の準備を行います。
- 基本情報技術者試験対策
- OAスキルの習得(自宅での学習)
- 先輩社員とのディスカッション等
ビジネスパーソン、保険プロフェッショナルSEとしての基本(ビジネスマナー・コンプライアンス、システム設計~テスト工程までの一連のシステム開発の流れ)を学びます。
個々の研修は、単なるスキルの習得に留まらず、仕事に対する姿勢・考え方を学び、同期と研鑽し合う貴重な時間となっています。
- 新入社員研修
- 2年目研修
- 2年目成果発表会
自ら考え、自ら行動する原点は日常にあると考え、OJT制度に力を入れています。
入社後2年間にわたるトレーニーとしての期間中、トレーナーとの関わりはもちろん、直属の上司、部長だけでなく、人財育成部門も社員の成長を定期的に確認していきます。
- OJTノートを活用した育成(育成目標、育成方法、進捗状況、気付いた課題やアドバイス等を記入)
- 人事面談(トレーニー向け)
- 部署ごとの各種面談や成長フィードバック
- トレーナー研修
昇格時に、あらためて自分自身の役割、目標や課題について考え、キャリア構築を再考します。また、各役割の発揮に必要なマネジメント、リーダーシップなどのスキルも合わせて学習し、「自ら学ぶ」のみに留まらず、後輩、メンバーの意欲を引き出し、自律的な社員の成長を促すスキルについても学んでいきます。
研修には、役員も出席し、これまでの努力に対する労いと今後への期待の言葉を伝えています。
ベーススキル研修で学んだ知識・スキルだけでは、まだまだ足りず、業務を遂行する中で、‘技術’をさらに高めたいという意欲が湧いてきます。
テクニカルスキル研修(領域別専門研修)では、応用的なプログラミング技術だけでなく、設計やテスト段階で必要な知識・スキルを習得するための研修を開催しています。また、デジタル対応力強化のため、eラーニングやJavaによるプログラム実践研修なども実施しています。
論理的に自身の考えを伝える、あるいは相手の話を正しく聞き取ることは、ビジネスの基本です。
論理的思考および発信力・傾聴力、情報収集力向上のための研修や、円滑にビジネスを進める上で必要となるコミュニケーション力向上に必要な各種研修を行っています。
- コーチング研修
- ロジカルシンキング研修
- ネゴシエーション研修
など
社員を取り巻く各年代別の環境変化と、それぞれのタイミングで求められる役割を踏まえ、必要となる能力開発課題の洗い出しと解決に取り組むための研修です。
各自の都合にあわせて、オンラインで受講できる動画研修を用意しています。
当社では、複数の外部の研究会に加入しており、毎年多くの社員が研究会活動に参加しています。
1つのテーマについて、他社のメンバーと継続的に検討する会の中で、知識習得、視野の拡大のみならず社外とのつながりを得る良い機会となっています。
また、個々人のスキルアップの機会として、通信教育の斡旋や定期的な資格取得支援施策を実施しています。
トレーニー制度とは所属している組織以外の組織の業務を半日~数日程度、体験する制度です。体験できる組織の範囲は社内だけではなく、MS&ADグループ内の他社にもおよび、毎年約百名の社員が本制度を利用します。
この制度を利用することで社内外の社員と交流し、幅広い目線や考え方を身に付けることができるとともに、社内での体験は自らのキャリア形成を考えるきっかけに、他社での体験は保険ITプロフェッショナルとしての提案力を高めるきっかけになります。
チャレンジ意欲が強く、現在の職場において一定の成果を出している社員のキャリアアップをサポートするため、社内公募制度(ポストチャレンジ制度)を導入しています。
本制度は、自らのキャリア形成を考える社員が、自発的に会社が募集するポストに応募し、自らステップアップを行っていける公募制度であり、この制度を通じて、社員の自律的キャリア形成を実現しています。
社員一人ひとりが新たな業務領域にチャレンジし、働きがいや成長を実現するための仕組みとして目標管理制度を導入しています。
本人と上司が年数回の面接対話を実施し、社員自身や所属組織の目標・課題・成果を共有することで、人事考課に対する社員の納得性・公平性を高めるとともに、社員の育成につなげています。
また、上司との日常のコミュニケーションのほか、面接対話を通じて、社員が新たな領域や高い役割を担うことを目指し、社員がモチベーションを高く持ち、働きがいを感じることができるよう支援しています。
当社は、社員一人ひとりがさらなる高みを目指して「技術力の獲得・発揮」に意識高く取組むことにより知識・スキル・経験を蓄積し、その結果が組織の力となるような成長への取り組み「人財像別育成取組」を推進しています。
一人ひとりが、自身のキャリアビジョンをもとに将来目指す人財像を選択し、その実現に向け短期的な目標に加えて、中長期的な計画を定め、スキルアップしていくことを目指します。段階的に成長できるよう、人財像ごとに育成人財から高度専門人財に至るレベルを5段階で定義し、定期的に行う診断を通じて自身の立ち位置を把握します。
戦力人財として成長の後、高度な専門性を有する人財を社内認定する制度「技術力認定制度※」にチャレンジし、活躍の場を広げていきます。
※認定は、上位からPlatinum、Gold、Silver。
グローバルIT人財の育成を目的に、本人の希望と適性を踏まえ、MS&ADグループの海外拠点に海外研修生を継続的に派遣しています。
MS&ADグループの海外グループ会社から、国内グループ会社への出向者とのワークショップを開催するなど、海外グループ会社IT部門社員との交流を図っています。
グローバル人財育成の取組みの一環として、社員のオンライン英会話などの受講支援を行っています。
1年間の業務および社員一人ひとりの自己研鑚取組の中で特筆すべき成果を挙げ、模範となるものを表彰します。
評価の観点には保険商品の売り上げに貢献するといった最終的な成果だけではなく、高い品質、構築プロセスの工夫による時間短縮や、合理化によるコストダウン、革新的な技術の活用、当社やMS&ADグループのプレゼンスを高める取組なども含まれます。
受賞者の中から毎年数名が選抜され、海外で実施する最新技術研修を受講しています。